2012年2月17日金曜日

自己紹介と挨拶

校長です。
このブログではEXAMUを設立するまでの出来事をつらつらと書き連ねようと思っています。

思えば、学生の頃、ただのゲーム好きのいわゆるオタクでした。どちらかといえば成績は残念な方で、運動の方は団体競技がとにかく苦手で体育の授業が嫌いだった。
他に特に目立った才能もなく、強い意思や志があるわけでもなかった。

そんな私が、憧れていたゲーム開発職について、これまで干されずに仕事を続けてくることが出来た。

たった一つ取り柄があるとすれば運が良いことだろうか。

最初に入った会社が株式会社SNK。
そう、あの龍虎の拳や餓狼伝説を生み出したSNK。
あの頃は、かなりの人数を新卒採用していて、なんとか入社することが出来た。

配属されたチームが作っていたタイトルが「サムライスピリッツ」だったのも本当に幸運でした。当時はデバッグのみでしたが、世界中で遊ばれるゲームの開発現場というものを肌で感じることが出来た。

SNKを3年半で退社した後も
オリジナルコンシューマタイトル
サムスピ続編の製作総指揮
大好きな漫画のゲーム企画
アーケード用完全新作格闘ゲーム
オリジナルハードの開発
世界的人気キャラクターのゲーム化
と、それはもう宝くじに当たったかのような確率で、憧れていた仕事に運良くありつけました。

なかでも、とりわけ思い入れが強かった対戦格闘は、長年「オリジナルタイトルが作りたい」と思っていましたが、市場がどんどん縮小しているので「所詮無理だろう」と半ば諦めていたところ、ひょんな事から「アルカナハート」と言うタイトルを作るチャンスをもらえた、しかもアーケードで。

ゲーム開発への関わり方もいろいろありました。
企業の一社員から始まり、フリー、個人事業主を経て個人会社の立ち上げ、そしてEXAMU設立へ。
仕事内容もドッターから始まり開発費管理まで、運良くありつけた仕事はなんでもやってきた。

今ではEXAMUの取締役なんていう大層な肩書きまでもらってる。
この20年でそれはもう、十分すぎるくらいやりたかったゲーム開発の仕事をさせてもらえた。

そして徐々に私は開発の仕事からは離れつつあります。
それは、次にやるべき課題がある事と、開発現場には私より優秀なスタッフがいるので自分自身が開発の現場にいる必要はもうないんじゃないかと思い始めたから。

そこで、これまでゲーム開発者として経験した現場での事や、ボツ企画、自分が考えて来た事等を一度、まとめてみようかと思った訳です。

別に裏話や暴露話をするつもりはありませんが、出来事には人それぞれの視点や考え方があるわけで、あくまで私の視点から見た出来事とその感想だと思ってください。

と、長くなってしまいましたが挨拶はこのくらいで終わりにします。

今後のブログ更新も、チラ裏に書いて大事にしまっとけよって内容になると思いますが、ゆっくり続けて行こかなって思っています。